muikku – ちいさく整えて、ふわりとひらく。

 

ファサードに配されたバイカラーの外観が、白い空間へのやわらかな入口となる小さな店舗「muikku」。

その控えめながら印象的な外装が、空間の内と外を緩やかにつなぎます。

 

内装は、無垢の床材と白い壁のコントラストを軸に、最小限の什器だけを配置。

色も素材も形も、すべてを少しずつ抑えることで、空間全体が“余白”として機能するように設計しました。

 

無垢材の床がもたらすわずかな温度感や足触りは、

整いすぎず、でも乱れもしない空間の“静かな基調”となり、

什器やプロダクトがふわりと浮かび上がる背景となります。

 

muikkuという店名の響きが持つ、軽やかで親密な感覚のように、

この空間もまた、訪れる人の感覚にそっと残る、ちいさな余白です。